中坊進二の秋の京都散策 一燈寺

京都市左京区・一乗寺に詩仙堂圓光寺から歩いて数分の距離に一燈寺があります。この一燈寺は別名・『葉山観音』と呼ばれています。このお寺、創建は不明であるが、葉山の名前は観音堂を守護してきた端山氏に由来するといいます。また、江戸時代に後水尾天皇の皇女である元瑤禅尼が葉山観音を信仰して、お寺を整備したとも伝わります。境内はそれほど広くはありませんが、木々に覆われていて秋にはイチョウの葉が紅葉し、境内にある十三重塔を美しく彩ります。石段を登ると本堂が見えてきます。この本堂には三面馬頭観世音菩薩像が安置されていて、聖徳太子が作ったという伝説があります。昔は付近に家畜として馬や牛が飼われていて、その家畜が病気になったらこの馬頭観音に祈りを捧げたと言われています。中坊進二は散歩コースで一乗寺によく行くのですが紅葉の時期が一番好きです。付近の寺院名所でも見事な紅葉がみれます。和菓子屋さんも多いので和菓子を楽しみながらの京都観光の1つとして散策するのが中坊進二のオススメします。

 

京都には世界中から観光に訪れる人が後を絶えません。それは京都が日本での歴史上欠かすことのできない、また一番日本を感じることができる場所だからです。外国人だけでなく日本人である中坊進二が一番感じる魅力は日本史の中に登場する人物の多くが京都都関わり持ち、且つその関わりを感じる事の出来る場所が現在での多数存在するからです。例えば戦国時代の人物で最も有名な武士の一人に豊臣秀吉がいますがその秀吉の姉夫である美好吉房ゆかりの場所が一音院です。秀吉死後に流罪されていた四国から戻ることを許され相次いでなくしてしまった三人の子供たちを弔うために建てられ、晩年は供養の毎日を過ごしたと言われています。しかし天命の大火によって現在は堀川通りから一本西に入った静かな住宅街に移築されひっそりと佇んでいます。歴史上の人物の息遣いを感じられる場所がまだまだたくさんあるに違いありません。一音院だけでなく中坊進二の知識欲を掻き立てる場所が京都です。